きのこ狩り

もし100万回君に「アイシテル」を届けても

明日に向かって

明日に向かって 生きていくのさ

先のことなんて誰も知らない

    僕らそれぞれの道を行くけど

    必ずどこかでつながっているんだ

                                【明日に向かって/ジャニーズJr.】

 

平成最後の夏の終わり。

私のジャニオタの始まり…青春が、予想もしなかった"1つの終わり"を迎えようとしている。

タッキー&翼の解散(事後報告)

今井翼くんのジャニーズ事務所退所

滝沢秀明くんの年内で芸能活動引退

私の20代後半からの6.7年は、今井翼くん一色だった。

地方在住の社畜OLの僅かなオフタイムは、翼がデビュー出来るように、デビューしてからは翼が自己実現出来るように、自分なりの精一杯で応援していた。

ファンサイト運営、地方や海外遠征、お誕生日には翼友が10数名ホテルのスイートに集まったこともあった。その何年間は本当に"生きてる証"だった。

今井翼くんのパフォーマンスが言葉に出来ないほどに好きだった。夢中だった。ダンスが、リズムのとり方、ターン…そして薄い身体が大好きだった。声が、歌い方が好きだった。野性味を潜めた瞳が好きで堪らなかった。ガツガツしたJr.達の中でも、ナイーブで不器用な性格を、硝子のような少年を愛していた。愛しかった。目が離せなかった。

結婚、出産を経て自然とお茶の間へ移行した10年前。眩しい青春を思い出し、テレビで見かけると嬉しく正座して応援していた。

悲しい。お別れLIVEすら無い。本人の言葉も聞けない。

タキツバをずっと応援してきたファンの気持ちを考えると、胸が張り裂けそうだ。最後に会いに行けるという救いがなくて、余りにも悲しい。

でも、確かに彼らが作った時代があった。

タッキー、翼、ヨコヒナすばる、にのあい、松潤、翔くん、裕貴くん、4TOPS…素人に近い少年達が日に日に輝いていくのを実感できる、今とは意味も存在感も違ったジャニーズJr.を応援できたことの意味は、何物にも代えがたく、大きかった。時代が彼らを必要としていた。

ありがとう。

翼とタッキー。ジャニーさん。それからその時々で一緒に応援し感動を共にしてくれたお友達。

みんなありがとう。

 

こんな時代が動いた日、レギュラー出演するめざましテレビでコメントを求められた伊野尾慧くんを、私は今応援している。

頭の中を戸惑いに支配された伊野尾くんは、いつもより幼く見えた。

伊野尾くんの飾らない率直な言葉には、いつも相手への敬意、側面(今回はタキツバファンに対して)への配慮が感じられて、色んな事をきちんと考えた行動や経験が作った人間性が感じられる。

そして何より、瞳が正直だと思う。

タッキーの決断に対しての言葉に驚いた。11歳からジャニーズにいる伊野尾くんは『演出面じゃないかもしれないけれど、ジャニーさんの後継者だという気持ちでこれからもっともっと頑張らないといけないんだと改めて思った。』と言葉を繋げた。伊野尾くんの志しは高く、決意を持ってアイドルを全しようとする彼を、尊敬せずにはいられない。

今井翼くんの退所という悲しい現実と、伊野尾くんが私に運んでくれる未来と希望。

彼らが命懸けで届けてくれるエンターテインメントを真っ直ぐに応援できる、当たり前でない毎日に感謝して、その幸せを噛み締めたいと思う。

近い未来、今井翼くんの新たな1歩が見られることを強く、強く祈っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本音を言えば、一時とは言え翼を応援していた身として言葉にするのも辛いような辛辣な気持ちも確かにあるけれど、一番葛藤してきたのは翼自身なのだから、胸にしまっておきます。

どうか…先輩、仲間、スタッフ…側にいる人達が、気持ちを汲み取り支えてくれてることを祈っています。